
Last update:
2006.9.26
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木登り、山登り、砂遊び…子どもたちは今、そんな原初的な遊びを体験できなくなっています。私たちは、子どもたちが生き生きと元気に遊んでほしい、心豊かに育ってほしいと願っています。砂山を登る、すべり降りる、掘る…シンプルな砂山が子どもたちに与える可能性は計り知れないものがあります。私たちは、小学校に砂山をつくりたい、そう考え働きかけています。
皆さんは子どもの絵をどのように見ていますか?単なるらくがき、それとも心をうつしだす鏡?
“子ども”が大きく変わってきています。特に近年、幼い子どもが引き起こす衝撃的な事件は、大人を途方に暮れさせ、絶望的な気持ちにも陥れます。しかしそれは、ほんの数年間の間に起きた突発的な異変ではなく、それなりの時間かけて変化してきた大人の世界のネガのようなものなのです。 この企画展は、子どもの絵に表れた遊びの情景を中心に、子どもをめぐる世界の変容をたどろうという試みです。 豊かになる物質、それと反比例するかのように失われていく、自由な遊びの空間。それにともない、遊びそのものも変質していきます。絵はそれらを雄弁に物語り、子どもの内面の変化をも示唆してくれます。 遊びとは、子どもにとって本質的な営み。それは大人にとっての遊びとは違い、成長や学びに欠かせない人間形成の糧となるものです。その変容は、子どもの心や成長のプロセスに影響を与えます。“手つかず”の遊びの空間を失った子どもたちは、どうなるのでしょうか。それは、大人が歩いてきた道のりを振り返らせる問いでもあるでしょう。 今こそ私たちは、見逃されがちだった子どもの心の声に、真剣に耳を傾けるときではないでしょうか。 | ||